2026.10.21blog
トミソー52年振りの社屋移転物語〜その四〜
#社長ブログ
本編の前に、最近印象に残った出来事の話をひとつ。
先日、新社屋にて三回目のトミソーマルシェ「トミシェ」を開催しました。
第一回は旧社屋にて開催。
第二回は新社屋のレセプションの日に合わせて開催しました。
レセプションの時は招待のお客様もおられ、
一般のお客様と合わせて400名近い方にお越し頂きました。
今回のトミシェは、インスタやチラシ・DMのみの告知。
どのくらいのお客様に来て頂けるのか心配でしたが、300人を超える方にお越し頂きました。
お店を出店できるスペースや駐車場の台数、芝生広場の大きさを考慮しても、
このくらいのお客様の数がちょうど良いと感じます。
良いお天気の中、近所の子供達や、
たまたまインクルーシブひろばに遊びに来た方など、たくさんのお子様にも来て頂けました。
ほのぼのと楽しくマルシェを開催できて嬉しかったです。
ご協力頂いた出店者様も、ちゃんと売り上げに繋がったみたいでよかったです。
とても善い気が流れる、善い時間でした。
5年前にはこんな事ができるとは想像もしていませんでした。
頑張ってこの社屋を建てて良かったと思える瞬間の一つです。
さて、本題の新社屋計画に話を戻します。
四回目の今回は令和7年。
昨年のお話しですね。
〜自分達の力が足りないなら仲間を頼ろう〜
いよいよ構造の課題もクリアになり、計画を前に進められる!
やるぞー!!
とはなかなかならないものですね。
本当にありがたい事なのですが、この時は仕事が大変忙しくなっていました。
設計チームスタッフはお客様の仕事で手一杯。
自社の設計にまで手が回らないないという状態でした。
移転計画がスタートした令和4年。
その頃は何とか自社でできるだろうと考えていましたが、
それから予想以上に時間がかかりました。
仕事が落ち着くまで待つか?…
いやしかし、いつ落ち着くかも分からない。
そして仕事が落ち着くという事は、売り上げが減るという事です。
決して喜ばしい事ではない。
悩みましたが…
前回の構造計算の課題の時にも、仲間の設計事務所の友人に相談して活路を見出しました。
今回も仲間に頼ってみようと思い、
鈴木一級建築士事務所の三井さんに相談しました。
彼は木造の学校建設なども手掛けられ、知見があるからです。
ところで。
設計やデザインをやっている会社の「設計」をやるって
どう思います?
私なら嫌です^_^、
お客様もプロな訳です。
やりづらいだろうなあ…
誰もやってくれないのでは…
と心配していましたが、
三井氏は快く(と解釈しています)引き受けてくれました。
ベースとなるデザインや設計思想は私達社員全員で考えたものです。
それを、建築基準法や消防法、省エネ基準などに照らし合わせて具現化して頂けたのが三井氏です。
大型建築を手掛けておられるからこそのアイデアも頂けて、一緒に仕事をしていく中で大変勉強になりました。
忙しい中ではありましたが、毎週の様に社員も巻き込んで打ち合わせを重ねました。
その他にも設備設計や電気設計の方にも協力を頂きまして、
何とか確認申請まで辿りつけました。
今、考えたらこの規模の建築(日本海側最大の木造在来軸組工法の建築)の設計・申請はトミソーの社員でも出来たと思いますが、
経験や知識などから鑑みて、数倍の時間がかかっていたと思います。
もちろん費用は発生していますが、結果的には社員の勉強にもなりました。
お願いして良かったです。
〜もう一つの課題 〜
さて、設計が順調に進み、確認申請も提出し、
やっと工事着工が見えてきました。
しかし、今度はまた新たな課題が出てきます。
設計、デザインチームが忙しいという事は、当たり前ですが施工チームも忙しい。
今度は現場監督からストップがかかります。
現場監督自身は現場を掛け持ちして何とかやりくりはできるかもしれない。
しかし、職人さんや協力業者さんは数に限りがある。
新社屋の計画は床面積約250坪。
平均的な住宅の6倍はあります。
もしも、トミソーがいつもお願いしている基礎屋さん・大工さん・外壁屋さん・電気屋さんなどに
自社の社屋の仕事をお願いしたら、その間お客様のお宅の仕事を6件分ができなくなります。
6件分の売り上げが下がる事も懸念がありますが、何よりお客様にご迷惑をお掛けしてはならない。
建築の設計・施工を生業としている会社が、
自社の新社屋の工事を他社に任せるのはどうなのか?と
また悩んで悩みますが…
工事を社外にお願いする事に決めました。
設計と同じように、私たちの勉強にもつながるかもと感じたからです。
ただ、こちらも気持ちよく引き受けてくれるだろうか?と懸念が残ります。
普段お仕事を頂いているゼネコンさんも頭をよぎりましたが、
何社かお取引をさせて頂いているのに、その中からどこかを選ぶのも難しいですし、
先方さんも私達に見積りを出すのは嫌でしょう。
また、
入札制にして安く見積もりをした会社にお願いする方法が多く取られますが
当社があまり入札や相見積もり参加が好きじゃないので、これもやめておきました。
考えた挙句、また仲間に相談する事にしました。
私が学生の時の同級生が現場監督として富山の前田建設さんに勤めています。
彼の性格からして中途半端な仕事はしないだろう。
と思い個人的に連絡をしました。
結果的には、前田建設さんにお願いする事になります。
見積もりを出してもらう過程などのやりとりから、
本当に細かくしっかりとモノ創りに取り組んでいる事を感じました。
そのような経緯があり、
令和7年の春に前田建設さんと工事契約をしました。
そして4月に地鎮祭を行い、やっと工事着工となります。
金額は言えませんが、当社で施工するより費用は上がります。
計画開始から3年が経っています。ロシア・ウクライナ情勢もありその頃から物価もかなり上がっています。
家が2軒建ちそうな金額が当初の予算よりもオーバーしました。
銀行さんにお願いして何とか追加融資を受けました。
予算に合わせて小さくするとか、
仕様や中身を安くするとか、
色々と考えれば、もう少し安くなったかもしれません。
しかし、全社員が時間をかけて関わっで出来上がった新社屋計画。
アイデアや中身の一つ一つに社員の思いが詰まっています。
また、苦労した構造計算や協力して頂いた確認申請。
色々な人の力があったから描けた新社屋です。
縮小や変更を最小限に抑えて、ほぼ計画通りで進めました。
結果的にそのまま進めて良かったと感じでいます。
妥協のない素晴らしい社屋になりました。
工事が始まってからも、
前田建設さんの進め方には大変勉強になりました。
実は、
最初にお願いした私の友人は工事着工直前に大怪我(仕事中ではなくスノボ中)をしまして、
急遽代役の現場監督さんが担当する事になりまして。
内心少し不安があったのですが、それも杞憂に終わります。
友人の後輩の監督さんもしっかりと仕事をして頂けましたし、
入っている電気屋さん、設備屋さんなどの協力業者さんも大変よく考えて打ち合わせを進めて頂けました。
途中の私の思いつきの変更なども、
快く?受けて頂けて、
大変感謝しております。
入札制にて施工会社さんを決めればもう少しは安く建築が出来たかもしれませんが
厳しい予算の中で、ここまで良い対応や私のわがままを受け入れてくれなかったと感じます。
工事中も安心できました。
前田建設さんにお願いしてよかったです。
こんな感じで令和7年を終えます。
次は令和8年。
とうとう完成・引っ越し、そしてレセプションの話になりますね。
その前に敷地内に建てようと計画していたカフェ兼社員食堂を
なぜ大泉のテナントで開業したのか?のエピソードがありました。
まだ令和7年は続きますが、
ここまでもかなり長いブログになりましたので、
一旦終わろうと思います。
先日、新社屋にて三回目のトミソーマルシェ「トミシェ」を開催しました。
第一回は旧社屋にて開催。
第二回は新社屋のレセプションの日に合わせて開催しました。
レセプションの時は招待のお客様もおられ、
一般のお客様と合わせて400名近い方にお越し頂きました。
今回のトミシェは、インスタやチラシ・DMのみの告知。
どのくらいのお客様に来て頂けるのか心配でしたが、300人を超える方にお越し頂きました。
お店を出店できるスペースや駐車場の台数、芝生広場の大きさを考慮しても、
このくらいのお客様の数がちょうど良いと感じます。
良いお天気の中、近所の子供達や、
たまたまインクルーシブひろばに遊びに来た方など、たくさんのお子様にも来て頂けました。
ほのぼのと楽しくマルシェを開催できて嬉しかったです。
ご協力頂いた出店者様も、ちゃんと売り上げに繋がったみたいでよかったです。
とても善い気が流れる、善い時間でした。
5年前にはこんな事ができるとは想像もしていませんでした。
頑張ってこの社屋を建てて良かったと思える瞬間の一つです。
さて、本題の新社屋計画に話を戻します。
四回目の今回は令和7年。
昨年のお話しですね。
〜自分達の力が足りないなら仲間を頼ろう〜
いよいよ構造の課題もクリアになり、計画を前に進められる!
やるぞー!!
とはなかなかならないものですね。
本当にありがたい事なのですが、この時は仕事が大変忙しくなっていました。
設計チームスタッフはお客様の仕事で手一杯。
自社の設計にまで手が回らないないという状態でした。
移転計画がスタートした令和4年。
その頃は何とか自社でできるだろうと考えていましたが、
それから予想以上に時間がかかりました。
仕事が落ち着くまで待つか?…
いやしかし、いつ落ち着くかも分からない。
そして仕事が落ち着くという事は、売り上げが減るという事です。
決して喜ばしい事ではない。
悩みましたが…
前回の構造計算の課題の時にも、仲間の設計事務所の友人に相談して活路を見出しました。
今回も仲間に頼ってみようと思い、
鈴木一級建築士事務所の三井さんに相談しました。
彼は木造の学校建設なども手掛けられ、知見があるからです。
ところで。
設計やデザインをやっている会社の「設計」をやるって
どう思います?
私なら嫌です^_^、
お客様もプロな訳です。
やりづらいだろうなあ…
誰もやってくれないのでは…
と心配していましたが、
三井氏は快く(と解釈しています)引き受けてくれました。
ベースとなるデザインや設計思想は私達社員全員で考えたものです。
それを、建築基準法や消防法、省エネ基準などに照らし合わせて具現化して頂けたのが三井氏です。
大型建築を手掛けておられるからこそのアイデアも頂けて、一緒に仕事をしていく中で大変勉強になりました。
忙しい中ではありましたが、毎週の様に社員も巻き込んで打ち合わせを重ねました。
その他にも設備設計や電気設計の方にも協力を頂きまして、
何とか確認申請まで辿りつけました。
今、考えたらこの規模の建築(日本海側最大の木造在来軸組工法の建築)の設計・申請はトミソーの社員でも出来たと思いますが、
経験や知識などから鑑みて、数倍の時間がかかっていたと思います。
もちろん費用は発生していますが、結果的には社員の勉強にもなりました。
お願いして良かったです。
〜もう一つの課題 〜
さて、設計が順調に進み、確認申請も提出し、
やっと工事着工が見えてきました。
しかし、今度はまた新たな課題が出てきます。
設計、デザインチームが忙しいという事は、当たり前ですが施工チームも忙しい。
今度は現場監督からストップがかかります。
現場監督自身は現場を掛け持ちして何とかやりくりはできるかもしれない。
しかし、職人さんや協力業者さんは数に限りがある。
新社屋の計画は床面積約250坪。
平均的な住宅の6倍はあります。
もしも、トミソーがいつもお願いしている基礎屋さん・大工さん・外壁屋さん・電気屋さんなどに
自社の社屋の仕事をお願いしたら、その間お客様のお宅の仕事を6件分ができなくなります。
6件分の売り上げが下がる事も懸念がありますが、何よりお客様にご迷惑をお掛けしてはならない。
建築の設計・施工を生業としている会社が、
自社の新社屋の工事を他社に任せるのはどうなのか?と
また悩んで悩みますが…
工事を社外にお願いする事に決めました。
設計と同じように、私たちの勉強にもつながるかもと感じたからです。
ただ、こちらも気持ちよく引き受けてくれるだろうか?と懸念が残ります。
普段お仕事を頂いているゼネコンさんも頭をよぎりましたが、
何社かお取引をさせて頂いているのに、その中からどこかを選ぶのも難しいですし、
先方さんも私達に見積りを出すのは嫌でしょう。
また、
入札制にして安く見積もりをした会社にお願いする方法が多く取られますが
当社があまり入札や相見積もり参加が好きじゃないので、これもやめておきました。
考えた挙句、また仲間に相談する事にしました。
私が学生の時の同級生が現場監督として富山の前田建設さんに勤めています。
彼の性格からして中途半端な仕事はしないだろう。
と思い個人的に連絡をしました。
結果的には、前田建設さんにお願いする事になります。
見積もりを出してもらう過程などのやりとりから、
本当に細かくしっかりとモノ創りに取り組んでいる事を感じました。
そのような経緯があり、
令和7年の春に前田建設さんと工事契約をしました。
そして4月に地鎮祭を行い、やっと工事着工となります。
金額は言えませんが、当社で施工するより費用は上がります。
計画開始から3年が経っています。ロシア・ウクライナ情勢もありその頃から物価もかなり上がっています。
家が2軒建ちそうな金額が当初の予算よりもオーバーしました。
銀行さんにお願いして何とか追加融資を受けました。
予算に合わせて小さくするとか、
仕様や中身を安くするとか、
色々と考えれば、もう少し安くなったかもしれません。
しかし、全社員が時間をかけて関わっで出来上がった新社屋計画。
アイデアや中身の一つ一つに社員の思いが詰まっています。
また、苦労した構造計算や協力して頂いた確認申請。
色々な人の力があったから描けた新社屋です。
縮小や変更を最小限に抑えて、ほぼ計画通りで進めました。
結果的にそのまま進めて良かったと感じでいます。
妥協のない素晴らしい社屋になりました。
工事が始まってからも、
前田建設さんの進め方には大変勉強になりました。
実は、
最初にお願いした私の友人は工事着工直前に大怪我(仕事中ではなくスノボ中)をしまして、
急遽代役の現場監督さんが担当する事になりまして。
内心少し不安があったのですが、それも杞憂に終わります。
友人の後輩の監督さんもしっかりと仕事をして頂けましたし、
入っている電気屋さん、設備屋さんなどの協力業者さんも大変よく考えて打ち合わせを進めて頂けました。
途中の私の思いつきの変更なども、
快く?受けて頂けて、
大変感謝しております。
入札制にて施工会社さんを決めればもう少しは安く建築が出来たかもしれませんが
厳しい予算の中で、ここまで良い対応や私のわがままを受け入れてくれなかったと感じます。
工事中も安心できました。
前田建設さんにお願いしてよかったです。
こんな感じで令和7年を終えます。
次は令和8年。
とうとう完成・引っ越し、そしてレセプションの話になりますね。
その前に敷地内に建てようと計画していたカフェ兼社員食堂を
なぜ大泉のテナントで開業したのか?のエピソードがありました。
まだ令和7年は続きますが、
ここまでもかなり長いブログになりましたので、
一旦終わろうと思います。